提供元不明アプリ対策

スマホのウイルス感染 アプリ導入時に注意

スマートフォンは便利だが、ウイルスに感染すると非常にやっかいだ。その感染リスクは実は意外なところにある。「新しいアプリを入れるときは要注意」なのだ。

 

 スマートフォンのシェアはiPhoneとアンドロイドが大部分を占める。両者は、アプリをインストールする際に大きな違いがある。iPhoneは、特殊な例ログイン前の続き外を除いて、製造元アップルの「アップストア」からしか導入できない。アンドロイドも初期設定では、グーグルの「グーグルプレー」や携帯電話事業者サイトなどに限られているが、他の配布元から導入できるよう変更が可能だ。

 

 最近増えているのが、この「他の配布元」だ。大手では、アマゾンや楽天が展開している。注意が必要なのはこの「他の配布元」からアプリを導入する際の手順だ。

 

 他の配布元からアプリを導入する場合は、スマホのセキュリティー設定を初期状態から「提供元不明のアプリのインストールを許可する」へと変更する必要がある。

 

 例えば、初期設定のまま楽天アプリ市場でダウンロードしようとすると「インストールはブロックされました」と表示された後、セキュリティー設定画面が自動で開く。そこで設定を変えるとインストールできる。大事なのはここからだ。インストール後は、設定を元に戻すよう促すメッセージは出る。ただ、インストール前と違って、設定画面を開いてはくれない。自分で設定画面を開いて、設定し直す必要があるのだ。一方、アマゾンでは、「アプリは、Amazonなど信頼できる提供元からのインストールをおすすめします」と表示されるだけで、設定を元に戻すよう促すメッセージがそもそも表示されない。

 

 グーグルやアップルは米国企業で、日本製アプリの審査には時間がかかると言われている。それだけに「他の配布元」からもアプリを導入できるのは、選択肢が増えて良いことだが、このセキュリティー設定を戻す作業が必要になることは忘れられがちのようだ。セキュリティー大手マカフィーの担当者は「悪意あるソフトの感染原因の多くが、この設定をオンにしていたこと」と指摘する。まずは利用者本人が、リスクを自覚し、設定に気をつける必要がある。同時に、アプリの提供サイトは、せめてアプリのインストール後は再び設定画面を開き、初期設定に戻すよう促す仕組みを採り入れるべきだとも思う。(丹治吉順)

提供元不明アプリのインストールをブロックする

➊[設定]から[ロック画面とセキュリティ]を選択する

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➋[提供元不明のアプリ]を無効にする

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